STORY
施工現場で、もう始まっていたこと
まだ完成する前から、この場所には人のつながりが生まれ始めていました。
「ここは何ができるんだい?」
杖をついて歩いてきたおばあちゃんが足を止めて。話をすると「それはありがたいねえ。この辺には、そういう場所が全くないから」。
はじめての電動ドリル。
下校途中に覗いていた高校生に声をかけたら、毎週末通ってくれるように。手つきはおぼつかなくても、ここはもう彼らの居場所です。
道具を、家まで取りに。
大工仕事が得意なおじさんは道具の使い方を教え、自分の道具を家まで取りに。毎日飲み物を差し入れしてくれるおじいさんもいます。
まだ施工中だった頃から、この場所はもう、人と人をつなぎ始めていたのです。

